今回は、たかまつ楽器青い鳥音楽教室講師グランドチーフの16分おんぷさんに、
ピアノレッスンを長続きさせる秘訣を教えていただきます(@^^)/
【ピアノレッスンを長続きさせるために(もっと言えばピアノ上達のために)家庭でできること】
1、ピアノを置く場所
これは生徒さんの習慣付けに大きく関わってきますから、ピアノをご購入される際に慎重なご検討をお勧めします。一言で言うと、
『幼児期はリビングやダイニングに、生徒さんの成長に伴って子ども部屋に』
がベストです★
今更の話ですが、ピアノレッスンにピアノの購入が不可欠なのはなぜでしょう?
1週間に1回のレッスンの時だけピアノに触れていたのでは絶対にピアノの上達はありえず、ご家庭での日々の練習があって初めて、レッスンで先生に教わった事が身につくからですよね。
と言うことは、ピアノを習い始めた幼児期にお家で毎日練習するという週間をつけてあげることが大切になってきます。それには、
①おうちの方が気軽に(毎日決まった時間に)「練習しようね」と声をかけられ、
②お子さんがちゃんと練習しているかどうかを家事をしながらでもチェックでき、
③できたら「○○ちゃん、頑張ったね」と、励ましの言葉がかけられるリビングが、幼児期~小学校低学年くらいまでは適しているのです。
しかし、小学校中~高学年のもなると、やや話は違ってきます。
生徒さんの立場では、「お母さんの練習を聴かれるのは恥ずかしい(微妙な年齢ですし^_^;)」 「静かな場所でじっくり細かい練習をしたい(曲が難しくなり更に集中が求められます)」
おうちの方の立場では、「テレビなどの情報源を制限しなくてはならない」 「台所仕事の音が練習の邪魔にならないかしら」・・・など様々な理由で、お子さんのお部屋での練習の方がベターな選択になってきます。
そろそろかな?と思われたら、リビングに置いてあったピアノをお子さんのお部屋に移動されると良いでしょう。
もちろんスペースなどご家庭のご事情によって必ずしも上記の通りにはいかない事もありますから、時折お子さんの練習の様子を講師に『れんらくちょう』に書くなり直接お話くださるなりの方法でお伝えいただけると有り難いです。
ご家庭で生徒さんがどんな環境でピアノの練習をしているかを把握するのは、指導する上でとても重要なことですから。
2、講師と仲良くなること
お子さんのピアノ上達は『講師と保護者の二人三脚で』が大切です。
日頃のご家庭での練習の様子、今ピアに以外に興味を持っていること、指導に関するご質問・・・
些細な事でも構いません。(1、でも書きましたが)直接お話する事が難しい場合は『れんらくちょう』に短く書いていただいても結構です。講師にお聞かせください。
3、お子さんに暖かい励ましを
時々「私はピアノが弾けないので家で子どもに教えることができなくて」 「最近は私よし子どものほうが上手くなってしまってもう教えられません」と言うお母様の声を耳にします。
でもそれはそんなに気にされなくていいと思いますよ(^^)
それよりも、1、で書いたように『練習する週間をつけてあげる』『練習の環境を整えてあげる』『お子さんが頑張っていたら心から励ましてあげ、落ち込んだりスランプを感じていたら温かく励ましてあげる』ことが大事なのでは?
おうちの方の温かい愛情を受け情操を育んだお子さんは、きっと豊かな音楽表現が出来ると信じます。
4、コンサートに出かけましょう!
よい演奏に触れてこそ、自身でもよい演奏ができるものです。
生の演奏を聴いて生の感動を味わうと、もっとがんばろうという意欲も湧いてくることでしょう。
著名なピアニストのリサイタル、地元の先生方のコンサート、生徒さん参加のコンクールや発表会・・・などなど様々な演奏をお聴きになる事をお勧めします。
もちろんCDやTVなどで聴いてもよい情報源にじゃなりますが、生の演奏を聴く事がベストです。
また、人間性を豊かにすると言うことで、美術館に出かけて様々なアートを鑑賞する、読書をする、質の高い映画を観るなども大事なことですね。