おんぷちゃんのひとりごと♪ Byたかまつ楽器

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音楽教室そこが知りたいパート3

「『才能』って??」


「うちの子才能ありますか?」
ピアノを始めたばかりの生徒さんのおうちの方からよく聞かれる質問です。

この場合の「ピアノの才能がある」ってどういうことなんだろう?
と改めて考えてみました。


まず、この『才能』という言葉は『資質』と言い換えることができるのではないかと思いました。
ではピアノを弾くための『資質』とは?


・手が大きく手先が器用で指がよく回る
・読譜が正確で早い
・ソルフェージュ力に秀でている(音感・リズム感・テンポ感がいいなど)
・暗譜が得意
・読譜したものを頭の中で音楽に変換し、指先に伝える連続置き換え作業が得意
・地味な練習をこつこつやりぬく粘り強さがある


ざっと思いついただけでもこのくらいはあります(まだまだありそうですが)。
これらの『資質』は確かにピアノ上達のために重要だと思えます。

では、これらの『資質』に恵まれていないとピアノは上手にならないのでしょうか?
良い演奏者になれないのでしょうか?

レスナーや音楽仲間と話していると
「私は譜読みが遅くて」「私は暗譜が苦手で」などということを時々耳にします。
また手の小さいレスナー・ピアニストも珍しくありません。

有名な作曲家故中田喜直さんは男性にしてはおそろしく手の小さい方だったと聞いたことがあります。
しかし中田喜直さんはもちろんのこと、そう話している先生達も皆さんよき演奏者でありよき指導者です。

これはどういうことでしょう?

全ての『資質』に初めから恵まれている人はいません。
それでも今演奏や指導を続けている先生達は、自分に足りないところを自覚し、それを少しでも克服しようと日々努力を重ねるために自分に言い聞かせているのです。




なぜならば、彼らは「音楽を愛し続けているから」。




つまり一つだけ自信を持って言えることは、どんなに『資質』に恵まれていても「音楽をピアノを愛し続ける心」がなければよい音楽人にはなり得ないだろうということです。

逆にいくつかの『資質』の部分において不十分であっても「音楽をピアノを愛し続ける心」があれば、必ずや良い演奏者・指導者になれるでしょう。




「うちの子は音楽や歌が大好きで、いつも音楽が鳴ると踊ったり、一緒に歌ったりするんですよ。」
と、お子さんの音楽好きを見逃さずお教室にいらっしゃる方も少なくありません。

このように「音楽を愛する心」は生徒さん自身がもともと持っている場合が多く、その心を大切に考えられてお教室の門をたたかれるのは素晴らしいことだと思います。

ですが、「愛し続ける」となると簡単にはいきません。
それは生徒さんとレスナーとご家庭とが三人四脚?で長い年月をかけて築いていくものだからです。
しかし、だからこそ幼児期に『才能』の心配をされるよりも、お子さんとご家庭、そしてレスナーとが音楽の素晴らしさ、ピアノを弾く(聴く)喜びを一緒に感じながら成長していくことが大切であり、そして同時にこの上なく幸せなことであると信じています。




どうぞ、私どもレスナーにお子さんの音楽的成長のお手伝いをさせてください。
by t_gakki | 2008-04-19 15:20 | レッスンの話/音楽教室関連