おんぷちゃんのひとりごと♪ Byたかまつ楽器

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「音楽を教えていて最近思うこと」~レスナーの皆さんに読んでもらいたいこと~

16ぶおんぷです。

「音楽は情操教育にいい」ってよく聞きますし、我々もお母様方によく申し上げます。
でもそれって具体的にどういうことなんだろうって考えてみました。
というか、あっ!とひらめいたことがあります。

音楽って、基本的に送り手(演奏者)と受け手(聴衆)がいますが、私が生徒さんを育てるときその両方になってもらえるよう努力をしています。

具体的にいうと・・・
ある曲が「優しさ」を表している曲だとします。
我々は、生徒さんがその「優しさ」の意味を理解し、心や体で感じ(この時点ですでによい受け手でなくてはなりません)、それを表現できるよう指導していかなくてはならないのです。

その時、生徒さんが「優しさ」という言葉の意味を知っているだけではダメで、心にあふれる「優さ」を体験できていることが理想ではないかと思います。
そして5感を通しての「優しさ」、例えば優しい「手触り」「音」「色」「味」なども大事な要素ではないでしょうか。

で、最近つくづく思うのは・・・
レッスンって(先ほど例に挙げた「優しさ」という概念が小さい生徒さんでも比較的理解してもらいやすいものであるのに対して)生徒さんが成長するにつれて、感情・単純な概念にとどまらず、より複雑な感情・概念・さらには思想・哲学といったものまで理解・共感できる人間として育てていくという恐ろしく大切で、恐ろしく果てしない仕事なんだな、ということです。

同じ「悲しさ」の中にも「嘆き」「慟哭」など様々な違いがありますし、人の心の中には「迷い」「ためらい」「恥じらい」「屈辱」「プライド」「羞恥心」「悲壮感」(ん?どこかで聞いたような?^^;)など数限りない概念があります。

私たちレスナーは、音楽を通してそれら(単に言葉の意味を知っているのではなく)を獲得して
もらう手助けをし、ひとたび演奏者となればそれらを表現できるようになってもらえるべく最大限の努力をしていかなくてはならないんですよね。
by t_gakki | 2008-10-26 13:41 | レッスンの話/音楽教室関連